先手番では初手▲５六歩
ゴキゲン中飛車は基本的には、後手番で指されることが多いです。
ここで注意しなければいけないのは、先手番でゴキゲン中飛車と決めて指す場合は、スムーズにゴキゲン中飛車に組むために、初手は▲５六歩の一手になります。
例えば、初手▲７六歩の場合、以下△３四歩▲５六歩△８八角成▲同銀△５七角打となり、
後手は序盤で、馬が作れてしまいます。 変化図１は別名、馬作らせ戦法と呼ばれ、後手に馬を作らせて戦う構想もありますが、
ゴキゲン中飛車を目指すのであれば、避けておきたい変化です。
よって、初手から▲７六歩△３四歩▲１六歩△８四歩なら、、▲５六歩と突けます。(変化図２)
この場合は、△５七角打に、合わせ角を打つことで馬を作るのを阻止することができます。
変化図１
変化図２
このような変化があるため、ゴキゲン中飛車だけを指したいなら初手は▲５六歩にしておくのが無難です。